久々のブログ更新がまさかのアニメ感想になるとは…。
一応ね、終わってから書こうと思ったんですけど、9話を見たらもう無理。
我慢できない!この思いをどこかにぶつけたい!
そう!ブログはこのためにあるんだ!
いや…毎回神回ですけど、今回は格別に神がかってましたな。
好きなところしかないので画像を貼っていきながら書きますね。
「お前!何をした!?」って言ったたきな。めっちゃ良かった。
いつも丁寧な言葉使いしてるあのたきながね。
普段の冷静さを失ってないたきななら「あなた!何をしたの!?」って言いそうなイメージ。
衝撃な真実を告げられたシーン。
大人たち(クルミ含む)が状況を察して受け入れてたんですが
たきなだけが混乱して内心でも察してるだろうに、
悲しい事実認めたくなて「2ヶ月って…何が2ヶ月!?」って確認しようとしたシーン。切ない。
上のシーンもそうだけど、たきな殆どくじけた言い方に。
心の余裕がないことの表れ…切なすぎる…。
自分たちに出来ることは何もないことへのもどかしさを晴らしに行くかのように
姫蒲を殺しに行くと言うたきな。
この対比もまた良いですね。
大人たちが現実を受け入れ中、たきなの年相応さ?幼さみたいなものがいい具合に出てます。
5話が放送される前から、千束の人生観って年齢以上に結構達観してんな?って思ってたんです。
3話のたきなを励ますシーンといい、人生で食べられる回数に限りがあるくだりといい…
なんかくっそ重い過去を持つ人間じゃないと出ない言葉じゃないですか。
生まれてからずっと常に死の近くに生きてきたもんね。
そりゃ達観もするようになるわ。
DAに行くシーン。ずっと千束の表情を見せない演出。
千束だってこの「理不尽」な現状にイライラするでしょうけど、
今までの人生体験で彼女がそれを受け入れざるを得なかった。それでもモヤモヤしてるんだろうな。チンピラに八つ当たりw ミズキもどうやら察してる模様。
しかしこの2人もなかなか良いコンビじゃないないですか。
長年一緒に過ごしたことだけあってミズキの即席対応が凄すぎたな
(すぐグラスを開けたし)
千束が反抗してるけど、個人的に楠木司令も彼女なりに
千束のことを気にかけてると感じるシーンでした。
ただ組織での立場とかもあるから冷たい言葉になりがち。
「多くの者がお前を優秀なリコリスにするために尽力したというのに~」ってくだり、私には「たくさんの人がお前のため色々してくれたのに彼らの親切さに何一つも応えず、勝手にあっさりと諦めて死を受け入れて死ぬのか。ふざけんな」に聞こえました。千束は司令が自分を他のリコリスみたいに殺し道具としてしか見てなくてそう言ってると思ってるようけど、それだけじゃない気がするんだよな。
たきなの表情を見せない演出から、
クルミの意外そうな反応、サクラの愚痴、
そして見抜いてたフキの「バカが移ったんじゃねーの」。
直接に本人の言葉や表情で
「今のたきなは序盤の頃ほどDAに戻りたい気持ちがない」演出はせず、
見事でした。
というかなんで千束とたきながびしょ濡れで別々になってたの…w
たきなの覚悟を決めたシーン。
なにこれめっちゃ格好いい。痺れる。
たきながDAの復帰辞令を断ろうと告げた理由として、
大人たちが「残り時間を千束と一緒に過ごす」ためかと思ったら、
たきなが「でもあえて戻る。千束が生きる可能性が少しでもあるのなら」と言ったシーンは神すぎた…。
最初は自分の憧れのために戻りたがってたのに…。
希望を自ら掴みに行く女、井ノ上たきなよ。
そして他人ではなく自分自身の言葉で別れを告げると決めたたきな。
イケメンすぎませんか?
ここでそれぞれのリコリコメンバーにカットが切り替えていく演出も良かった~。
達観してる千束と長く一緒に過ごすと
ミカとミズキも自然に受け入れられるようになっちゃったんじゃないのかな。
「いつか」こうなることを。
だから千束の死を静かに、すんなりと、受け入れちゃって。
でもたきなだけが認めてなくて諦めてない。
大人たちが諦めてたきなだけが僅かな可能性にかける。
それが、今の自分の唯一出来ることだから。
しかし一つだけ気になったのはミズキの「千束の、最後の2ヶ月だもんね~」のノリの軽さよw
いやいや、もうすぐ死ぬんだぞ?
もうちょっと重くなっても良かったではないの?
でもこの2人の関係と性格からして
千束が自分のことで他の人が重くなったり悲しんでほしくないでしょうし、
ミズキもそれを知っているからこそそんな態度かも。
特に何もないけど、スタッフそろそろう○こから離れろwwww トイレから出たシーンにした意味はwww
みんなの待ちに待った「冬デート」。
デート現場(?)を見るに、大体夏デートで行ったところですよね。
たきな、千束が連れて行ってくれた場所しか知らなさそう。
合理的な思考で行動する、無駄を嫌う井ノ上たきな。
一分一分を無駄にしたくなくて
出来るだけ色んな場所を回れる予定を立ててきたんだなと思うと…(泣)
千束の勘が鋭いなって思ったけど、
いきなり慣れないことをやり始めたたきなを見たら感が鋭くなくても察するわなw
真面目すぎて不器用なたきな…はあ…。
「理不尽なことばかりです。そうは思いませんか?」
話を切り出すような「理不尽なことばかりですですねー」ではなく思いをぶつける言い方。
「そうは思いませんか?」って言葉、
きっとたきなが千束に対して「なぜそう簡単に死を受け入れられるんですか?この理不尽に対してもっと怒ってもいいのに」と聞きたかったんだろうな。
この回、あえて顔を見せず声色や本人以外の反応を視聴者に想像させる演出が多めですな。
「受け入れて全力」な千束の返しは一つの答えだけど、たきなにはたきなの答えを持っていて…それを叶えるためにとりあえず今は…別々の道へ。
もう降らないと思って雪が降り始めた。これもまた神様のきまぐれで予想もしてなかった小さな奇跡だったのだろうか…。
いや、以前この冬デートについて友達と話したことがあって
その時は「もしかするとお別れデートかもよ(冬だし 笑)」って言った私。
マジで自分を殴りたい…。
冬と雪のイメージって寂しさとか尊い思い出とか連想しますよね。
千束とたきな。
同じ戦場へ向かう。
お互いのために2人のそれぞれの覚悟。
悲しく切なく儚くどこまでも尊く
…そして美しい…まさに神回でした。