ここ最近はこのゲームばかりやってます。
きっかけは今年Switchを買ったばかりでやりたかったゲームも全部やってしまったし、暇になったところで9月24日のニンテンドダイレクトの話題が目に入りました。発表されてから随分と音沙汰がなくなってたベヨネッタ3の新情報がようやく解禁ということで話題になってました。
PVを見たかぎり面白そうに感じてやったことのある知り合いに訊いてみたらDMCみたいな感じだよって興味が湧いてきました。手っ取り早く色々が知りたくてwikiやらプレイ動画やら見てストーリーの殆どを知ってしまいましたけど、ちょうどSteamでセガさんのゲームが90%オフになってたので思い切って購入しました。10年前のゲームなので私のパソコンでも問題なくすごい快適にプレイできました。
さてここからは評価と感想になります。ブログ主はDMC3、4をプレイしてクリアした経験ありでベヨネッタをノーマルでクリアしました。
プレイする前にプレイ動画を見たものの、ボス政略などを避けムービーのみを視聴。やる時には自分で手探りしたいので。
目次
不満なところ
- 「落ちる」ゲームが苦手
崖道など際どい道を歩いていく際に所々にジャンプしなければならず、しかも落ちたら即死の場所が結構ありました。歩くだけで危なっかしいのに敵と戦いながらの時も…むしろ敵と戦ったせいで落ちたことも。無駄に緊張せずに済みたかった _(:3 」∠)
特にムカつくのはチャプター8のVerse1。崖じゃないですけどジャンプすると向こうに届くかどうか測りづらいカメラだと思いました。ここで何度も落ちて必要ないダメージを受けたことか()
他にはエフェクトや悪天候でで見づらかったり、オブジェクトが邪魔してミスったりすることも…
- アルフヘイムもVerseとしてカウントされること
何なんやこのサブクエスト…初見だと難度が高すぎでは?w 面倒くさいから基本放置して後回しにするため、ノーマルでピュアプラチナは無理に近いです…。特に「天使を全滅させろ。ただし決められた数はトーチャーアタックで殺せ」というミッションが苦手すぎて「ぎいいいぃぃぃ」と言いながら何度もチャレンジしました(多分30回も届いてる)
ボロボロでしたけど一応全クリアできましたが二度とやりたい?って訊かれたら答えはNo一択。
- 初見殺しの不意打ちがひどすぎる
急に挟んでくる連打シークエンスをQTEと呼ぶのを知ったのはつい最近のことです。ボスと戦うだけで苦労してるのに急に連打シークエンスが挟まれ間に合わなかったら余計なダメージを食らいます。時には即死だったりもします。
このゲームで一番激しいボス戦の途中。間に合わなければミサイルを食らってその場で死にます()
カットシーンを挟んでムービーかと思って休憩がてらにぼーっと見たら…こんな惨劇になったりする。
せっかくボス撃破直後だったというのにQTE一つで全部台無しになるのひどすぎません???
急に「ボタンを押せ!」って表示が出てきて僅かな時間で入力しなければならない状況で慌てた私が立ち直るだけでもう時間切れになってしまいます。
なんか…気持ちの切り替えがついていけないような…というか初見じゃ知るかそんなもん 😡 雰囲気クラッシャーすぎるでしょ。初見ではチャプター内の戦闘実績が優秀でもQTEで台無しにされることがよくあります。
あとボス撃破後にこういうシークエンスを入れるのやめてほしかった。ここで失敗したらせっかく頑張ったチャプター全体の実績がパーになるやん…。
- 連打が疲れる
悪い意味で一番印象に残ってるのはチャプター13のボス戦。召喚して海中に待機させた蜘蛛ちゃんのところへボスを引っ張る場面がありました。そこでLS左or右+■(連打)を押し続けて途中で▲+○が挟んできます。ここの▲+○表示される時間はたった一瞬でどうしても間に合わなくて何度もやり直してイライラしました(道理でボスのHPゲージが全然減らないわけだ)同じトラブルにあった人はいないかネットで検索してみたらいっぱいいました😂 動画でも私と同じくここで失敗した人もいます。初見では難しいもん…。
あとはあるボス戦でタイマン(?)する場面がちょくちょくあって一周だけでなく二周までも連打し続ければならない。連打しきっても負けることもあるし何なん…悪魔かよ。この連打に関しては神谷英樹氏のチャプター14ボス戦の実況動画を見ると勝利後のデカいため息の意味が痛いほど分かりますw
キーボード操作ならそこまで問題はないでしょうけどコントローラーだと微妙に打ちづらいです。連打しすぎて右肩が痛い…。
最近は右手でコントローラーのボタンを押しながら左手でキーボードのキーも押してる技も覚えました()
- くっそ長い訳わからんミニゲーム
チャプター8と14は出来るだけリプレイしたくない章です。Very Easyでもやりたくない。理由はこれ。
くっそ長いレーシング(?)ゲームと…
くっそ長いいいいいいいいいシューティングゲーム。永遠のように感じた(2Verseで計10分ほど)チャプター14のボス戦はアクションゲームの中でも屈指な戦いで何度もやり合いたいのにこのくっそ長いいいいいいいいいミニゲームの後じゃやる気が…
ミニゲームがあってもいい派ですが、3分程度で良かったんじゃ…。ハックアンドスラッシュが得意でもレーシングやシューティングゲームが下手な人はきっといるはず…と思うんだけど全チャプターでプラチナを取れたような人なら下手じゃないか…_(:3 」∠)
ちなみに私はどれも得意ではないので地獄でした。
神谷氏の実況によるとこのミニゲームを作った時はつい熱を込めすぎて長くなっちゃったとのことみたいです(笑)
- 特定の敵が苦手すぎる
フェアネス、フィアレス → 動き速い、しつこい、うざい
グレイス&グローリー → 動き速い、しつこい(ry
グラシアス&グロリアス → WT効かない、動き速(ry
- 垣間見えるおっさんのこじらせのようなもの
自分たちが達成できるかすら怪しいのにプレイヤーをやらせてるところ。
追記: カットシーン直後のVerse開始にいきなり攻撃してくんな。敵の姿を確認する暇も回避する暇もないやん。
どちらとも言えないところ
- ゲーム初心者への若干な説明不足
チュートリアルなどを設けてくれてますが…痒いところに手が後少しで届く!ってところがいくつかありました。ニンダイのベヨ3PVの影響か、最近ベヨネッタを始めた人が多いようで(かくいう私も)
配信プレイをたまに見てます。どうやら多くは自分で回復アイテムを作ることが出来るという事実を知らないらしい😅 レシピと書いてある時点でこれは調合できるってすぐ気づく人があまりいなかった気がする。ある程度にゲームに慣れてる人は「こういう画面は絶対こうする」と制作側がプレイヤーにやらせようとしてることを直感で分かってしまうけど、そうじゃない人には分かりづらいかもしれません。
アルフヘイムも私が偶然に見つけて、このポータルは何だ?って自分で調べました。最初の1つ目くらいこれは何だったのかを紹介した欲しい気持ちは少しあります😅 あとはダッチオフセットとドゥルガーの属性切り替えかな。
ダッチオフセットはまあ…読書が好きな良い子ちゃんなら見落とすことはないでしょうけど、一応チュートリアルに出してほしかったかも。とても大事なことなのに(とりあえずNEWがついてるのが落ち着かないのでゲームの読み物は読んでしまおう派だから存在は知ってましたが使いこなせていませんw)ドゥルガーの属性切り替えは「あれ?炎しか出なくね?」って気になってググって知りました…。
好きなところ
- 女主人公のゲーム
そんなにゲームをやってるわけじゃないですが、アクションゲームの主人公キャラって大体男性じゃないですか。珍しいというか自分にとっては新鮮でした。しかも世界観は女尊男卑主義でもなくベヨ姐も性的対象として扱われてないことがとても嬉しかったです。ベヨ姐はただひたすらに美しくて格好良くてスタイリッシュで大人の余裕がある女性だから惚れました🥰
発売された当時は私が大して知らなかったのによく見た名前でしたのでやっとその理由が分かりました。
- 愉快なキャラたち
みんな好き。それぞれ魅力があって良い。ベヨジャンの関係性が好きすぎる…。ルカは2枚目と見せかけて実は3枚目キャラなところも良い。
一番好きなのは我らが主人公、ベヨ姐はただひたすらに無敵だけじゃなく人情も厚くて弱く繊細な部分もあるのがめっちゃ良い。チビ助のことが心配でベヨ姐気が気でないことをジャンヌに指摘された場面やラスボス撃破後で絶望して周りが見えてないバヨ姐をジャンヌが助けた場面とか…ベヨ姐が更に愛しくなったじゃないですか。
- 深い世界観とストーリー
現実世界の魔女関連や伝承的なものも取り入れてこのゲームの独特な世界観が作られました。なぜベヨ姐は悪魔召喚すると半裸になるのかなどはただのエロサービスではなくちゃんと説明と理由があります。
そしてすごいと思ったのは本編のストーリーはアクションゲームらしくベヨ姐のヴィグリッドへの旅にだけ接点を当て、世界観の背景などの細かい設定と説明は冒険の途中で拾える手記に記されてます。本編でいちいち説明したらゲームのテンポがだらだらと長くなるしこれくらいちょうど良いと思います。
知らなくても損はないけど知るとよりこの作品を楽しめる仕様になってます。
そして伏線やネタもしっかりと回収される。物語冒頭とエピローグとかね~ 好き。特にジャンヌの「我らアンブラの一族の至宝、闇の左目は決して誰にも渡すものか」ってセリフが回数を重ねるごとに意味が変わって深くなっていくのが素敵!チャプターの評価がピュアプラチナの場合、ベヨ姐は「ポールダンサーになろうかしら?」って言うんですけどまさかエンドロールで回収するなどw (ゲーム本編でのアクションにもありましたがね)
こういうところは1と2と比べるとより面白くなります。
まだやってなかった頃はストーリーや雰囲気がイカれたとかいう噂を聞いたけど、割と真面目なストーリーですよw 考察がファンの間で色々捗ります。3がどんなストーリーになるんだろう~
- 莫大なテキスト量
上記に言ってたゲーム内の読み物はもちろん、武器、アクセ、アイテムの説明文の他に、コンボのマニュアルも実はすごい…。
武器の組み合わせは20つ以上出来ます。それぞれの組み合わせの各コンボにちゃんとその組み合わせの武器のスクショがスライドショーみたいに表示され、そのコンボを実際に行うとどのようになるかを確認できます。説明もちゃんと違いますよ!(まあ使い回しもありますけど) これを書くの大変だなと思います。しかも読み物やストーリーと違ってここを読む人があまりいない気がしますね。
- グラは綺麗
10年前のゲームなのに個人的には綺麗だと思います。街の光景とか特に。
- 楽しい戦闘
言わずもがな。コンボを覚えれば楽しくなる。慣れてくると更に。ゴリ押しだけでは勝てない敵は戦って楽しいですもんね。
一番好きな戦闘はやっぱこれでしょ。みんなもそうよね?
ジャンヌ戦は4回ありますが、使ってくる技が回を重ねるごとに多彩になっていき、決戦では今まで使ってきた技を全部使ってくるという非常に熱い戦闘で非常に厄介な相手。コンボを途切れさせて終わらせなかったり、動きが速かったり、不意打ちでウィケッド・ウィーブを撃ってきたり、プレイヤーと同じようにこっちの攻撃をパリィしたり(←これ一番ムカつく)ベヨネッタ(プレイヤー)に似てる攻撃パターンが多い。
一番好きなボス戦だけに、長くてだるいミニゲームの後に置かれてるせいで滅多に戦えてないことが残念でなりません(´・ω・`)
- 細かすぎる演出
設定をないがしろにしないスタンスがとても尊敬できます。設定上でベヨ姐の影がマダム・バタフライになったり、コンボのフィニッシュムーブであるウィケッド・ウィーブが契約してる悪魔の一部を召喚する扱いなので髪が召喚媒体に使われてベヨ姐がそのムーブで半裸になったり、アクセを装備するとちゃんとグラに反映されるところなど、見ていて作るのが大変そうだなと思った要素がかなりありました。
衣装もたくさんあってムービーにもちゃんと反映されます。
ちなみに魔力が満タンになると「トーチャーアタック」という特殊攻撃を使えます。つまり、拷問具…w これはも現実世界で実際に起きた魔女狩りの要素を取り入れましたね。敵によって種類が違ったりして細かいなって思いました。
それと、チャプターの評価の賞は登場人物のトロフィーになってます。例えばプラチナの場合はベヨ姐、ゴールドはロダンのトロフィーになりますが…総合評価に該当するキャラがまだそのチャプターに登場してない場合(プロローグやチャプター1でシルバーかブロンズを取った場合など)は一般のアンブラの魔女(かな?)のトロフィーに差し替えられます(ただしそのセーブデータの初見の時のみ)…細かいな。
- 練習モード
これはクリアした後で知ったんですけどロード画面から練習モードに入れるんですね…。PC版はロードが速くなったので中々気づきませんでした。
これはすごく良い。とても助かりました。練習することで実際にどうなってるか確認できることが戦闘に役に立ちます。全アクションゲームはこれを実装すべき。
- 神BGM
Fly me to the moon (∞Climax Mix) は神。バリバリのハードロックではなくちょっとオシャレさがあり、女主人公のゲームに合ってます。ボス戦BGMもどれも神。
- ボスのギミック
これは好き~ 初見で四元徳と戦う時は手探りで楽しかったです(苦労しましたけどw) 他のゲームみたいな適当じゃなくてちゃんとしたギミックで好感を持てます。
- 無限にコンティニューできる
このゲームはちょくちょくオートセーブが行われて死んでも一番近いVerseからコンティニューできます(ボスの場合はそのギミックの段階?)私のようなチャプターの評価に気にせずただクリアしたい人向けの救済措置。おかげでハードをクリアできました()
- アクションゲームらしい緊張感
理不尽なQTEだったり敵の急襲だったりずっと緊張感を持ち続けなければならないと駄目なんでこれぞアクションゲーム!って気持ちにw
- チャプター終了後のミニゲーム
天使を撃つミニゲーム。無料でアイテムをゲットできるから好き。
- パロディやネタ満載
DMCをはじめ色んなゲーム、映画、漫画などのパロディやネタがいっぱい散らばってるこのゲーム。もちろんエンドロールまでも油断できません。
ED後にこれが出てきた時は、初見で気づかなかったけど気づいた時はもう駄目だ…このスタッフたち病気だ(褒めてます)
頭悪い演出も好きw
- クリア後のやりこみ要素と特典
ハードと最高難易度の「∞クライマックス」の他に、追加武器やアクセ、追加プレイアブルキャラ、着せ替えの衣装、設定資料も!DLCではないところがとても良心的。
アルフヘイムを全クリアすると隠しチャプターが解放されたり。このチャプターはDMCでいうブラッディパレスみたいなステージです。
1周目が終わるのプレイ時間は28時間ほどでしたが、今でもまだ各チャプターの評価を上げるために周回プレイしたり、ハードと∞クライマックスにも挑戦しました。
ちなみに私の実績は…
今はもっとダッチオフセットを上手くこなせるようになりたいですねー。修羅場が便利すぎる優秀すぎるから他の武器をなかなか使わない体に…。
アルフヘイム全クリアは無理だと思ってた私がもうクリア出来てしまってノーマルでも初見ほど苦しなくなった。着実に腕が上がったことを実感出来て嬉しかったです。
さて最後は「このゲームは結局面白いの?私でも出来るの?」と気になってる方への簡潔な感想です
- アクション苦手だけど → 大丈夫、チャプターを始める前にいつでも難易度を変えられます。Very EasyやEasyでは敵の数も減るし、あまり攻撃して来ないし、コンボも自動にされてます(オートマチックはオン・オフできます)
- ベヨ3に興味あるけど3から始めても大丈夫? → ストーリーの関係で1からやるのを勧めます
- このゲームの「ノーマル」の難度は一般的なノーマルじゃない(DMCでいうとハードくらいに感じました)自信がない人はEasyにしたほうがいい!でないとイライラしまくる!
- 難易度はいつでも変えられるが、初見にはかなり体力を使うかもしれない…
- チャプター制なので取り返しのつかない要素はない、多分
- やりこみ要素がたくさんある
- ストーリーがちゃんとしていて真面目(頭悪い演出がありながらw) 設定も深い
- つまりやってほしい!
そろそろ2をやりたいなって思いながら、なかなか1から進められないブログ主…。もう130時間ですがしばらくやり込みます…。